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真空管交換レポートVol.10 >>> Fender Super Sonic編 by HARTONE 上田洋輔様

真空管交換レポートVol.10 >>> Fender Super Sonic編 by HARTONE 上田洋輔様

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こんにちは、真空管専門店のヴィンテージサウンド代表の佐々木です。

第3回 バンド応援プロジェクトで真空管をご提供させていただいたHARTONEのギタリスト上田洋輔 様より、真空管交換レポートをいただきましたので、ご紹介いたします。

ハルトーン

【アンプの基本データ】
[ ギターアンプメーカ・型番 ] Fender Super Sonic(head)
[ パワー管の型番・ブランド・本数 ] 2 X 6L6GC
[ プリ管の型番・ブランド・本数 ] 5 X 12AX7,2 X 12AT7
[ 整流管の型番・ブランド・本数 ] なし
[ 対象ジャンル ] ロック  その他  


上田様とは直接お電話にて、お話させていただき、希望サウンドを十分に伺った上で、パワー管を逆バイアス調整すべく、真空管一式を発送していただくようお願いをして受話器を置きました。

なお、逆バイアス調整だけですとパワー管のみが必要で、プリ管の発送は不要なのですが、今回は、プリ管のコンディションも確認するために、全真空管を送ってもらうようお願いしました。

 

真空管一式が到着!

それから、数日後、上田様から真空管一式が到着しました。

 

ハルトーン

大きい2本がパワー管6L6GC(China)Fenderで、メサブギーの純正管
6L6GC-STR440や、RUBY 6L6GCM-STRと中身は同じものです。

左側にキレイに並んだ5本は、プリ管12AX7WC Sovtekで、右の1本は、位相変換に使われる12AT7 エレハモです。


早速、パワー管6L6GCを測定した後、いつもの逆バイアス調整を実施しました。
6L6GCは、真空管内部に蒸着が見られました。

この内部蒸着は、タバコのヤニのような物質が管内上部に付着している状態を指し、目視で確認できます。

内部蒸着の正体は、加熱されたヒータの熱により、電極を構成す物質(酸化膜等)が蒸発したものです。

パワー管とともに、プリ管も送っていただいたので、ゲインを測定したところ、12AX7の1本がゲイン不足であるとともに、バラツキが大きいという測定結果になりました。

 

今回の上田洋輔様からのリクエストは、つぎの通りです。

[ 現状の音で気になる点 ]
Cleanチャンネルの音に現状不満はありませんが、使用頻度の高いBurn(歪み)
チャンネルでのクランチの音に音圧、サスティンが少なくなってきたのかなと
思うこの頃です。
2007年に新品購入しましたが真空管の交換は1度もしておりません。


[ 目指したい理想サウンド ]
当方アルペジオやクランチでの単音ギタープレイが多いので、コードで弾いた時
の分離が良い事。
暖かい音だが、低音が出過ぎないバランスのよい音。

ここで、HARTONE/Life CDも一緒に送っていただいておりました。

ハルトーン
【恒例のエージング中の真空管(6550 EH)を背景に記念撮影】

早速、CDをかけっぱなしにしながら、真空管のセレクト作業に入りました。

HARTONEの場合には、ツインギター構成で、上田様がエレキギターで、吉川様がアコースティックギターです。

ということで、今回のポイントは、アコギサウンドを活かす、というか喧嘩しない真空管サウンドを作るということを最大限考慮しなければなりません。

つまり、エレキギターだけが目立つサウンドでは、アコギが死んでしまい、透明感溢れるHARTONEサウンドになりません。

透明感を出しつつ、倍音が乗ったキレイで暖かいコードを弾けるような、そして、低音が出過ぎず、高域のヌケが良い、という欲張りなサウンドの最適解を探りました。

 

ということで、今回、私がセレクト真空管は、つぎの通りです。

真空管

パワー管として、5881 TUNG-SOL6L6GC JJの2種類です。5881については、同じTUNG-SOLの6L6GCにするか迷いましたが、5881のほうが透明感が出るという結論に達しました。

一方、プリ管としては、12AX7 Mullardと、ECC803S JJ ゴールドの2種類です。そして、位相変換用のECC81 JJ ゴールド1本です。

プリ管も悩みました。Mullardだと、サウンドの解像度と分解能は抜群だが、5881との組み合わせでは低域がちょっと重くなるのではという危惧がありました。

しかしながら、あのキメの細かさは捨てがたく、6L6GC JJとの組み合わせではアゴギと同調して、ひょっとしていい感じになるのでは?という期待を込めて、セレクトしました。

 

ということで、私が厳選した真空管一式を発送いたしました。

 

HARTONE 上田洋輔様の真空管交換レポート

それから、数週間後、上田様からのレポートが届きました。

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『真空管交換レポート』

今回ヴィンテージサウンド様のご厚意により無償で真空管を提供していただました。

ハルトーン
DSC_0024.JPG ¬
パワー管:5881 TUNG-SOLと6L6GC JJの2種類。
プリ管:12AX7 Mullardと、ECC803S JJ ゴールドの2種類。そして、位相変換用のECC81 JJ ゴールド1本。

 

パワー管とプリ管共に2種類ずつ。それぞれ組み合わせて自分に最適な組み合わせを選び、それがいただけるという

このご時世になんて太っ腹なんでしょうー!!

 

ハルトーン
DSC_0029.JPG ¬
[ プリ管] ECC803S JJ ゴールド

 

ハルトーン
DSC_0036.JPG ¬
[ プリ管] 12AX7 Mullard

 

ハルトーン
DSC_0033.JPG ¬
[ プリ管] 位相変換用のECC81 JJ ゴールド

 

ハルトーン
DSC_0037.JPG ¬
[ パワー管] 5881 TUNG-SOL
小振りでかわいい

 

ハルトーン
DSC_0038.JPG ¬
[ パワー管] 6L6GC JJ
アメリカって感じですね(適当にいいましたスロバキア製です笑)

今回は佐々木様に当バンドの楽器構成を考慮して頂き、ボーカルの持つアコギサウンドを活かす、
というところも踏まえ、真空管をセレクトして頂きました。



DSC_0064.JPG ¬
Fender Super Sonic(head)
[ パワー管 ] 2 X 6L6GC [ プリ管] 5 X 12AX7,2 X 12AT7

 

DSC_0042.JPG ¬
装着の図1
「逆バイアス調整」により自分で抜き差しして交換出来るんです

DSC_0045.JPG ¬
装着の図2

 

まず音を出してみた感想ですが、音圧が違いすぎます(笑
感動しました。
アンプ購入から4年、本当に今まで何やってたんだろうと。

組み合わせその?「6L6GC JJ & ECC803S JJ ゴールド」
歪み具合は弱く感じました。低域が締まっていて、クリアな印象。広域のギラッとしたところがちょっと耳に痛いかな。

組み合わせその?「6L6GC JJ & 12AX7 Mullard」
交換する前の今までの感じ、歪み具合も良いが、広域が出過ぎ。

組み合わせその?「5881TUNGSOL & 12AX7 Mullard」
?と比べてハイミッド?ギターの気持ちいいところが出てきた。高域から低域までバランスよく出ている。これが解像度の良さなんでしょうか。

組み合わせその?「5881TUNGSOL & ECC803S JJ ゴールド」
その?に近いような?

結局バンドアンサンブルで合わせてみないと分からないってことで、日を改めバンドリハーサルで音出ししてみました。


結論から言いますと、


「5881TUNGSOL & 12AX7 Mullard」に決めました。
まずアンサンブルで馴染むというのと、コード弾きや単音フレーズでもいけるという総合優勝ってやつです。

「6L6GC JJ & ECC803S JJ ゴールド」
は最初は良いかなと思ったんですが、アンサンブルで浮いてしまうという結論に達しました。クリアなんですが硬い音って感じでした。

最後に、


もう本当にどの組み合わせにするかぎりっぎりまで悩みました。

正直パワー管での音の違いは良く分かりませんでしたが、プリ管のキャラクターの違いっぷりは今後も色々試してみる価値がありそうです。


音を文字で表すのは難しいですね(笑 ぶっちゃけますともう自分で弾いててイチバン気持ちいい組み合わせにしました!!

本当にヴィンテージサウンド様には感謝しかありません!

今後も真空管交換の際は利用させて頂きたいと思います。

佐々木様、この度は本当にありがとうございました!!

HARTONE ウエダヨウスケ

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最終的には、つぎのパワー管とプリ管をご提供させていただきました。

ECC81 JJゴールド 1本双極マッチ 中ゲイン PG12

12AX7 Mullard 5本マッチ 中ゲイン 真空管PX12

6L6GC-STR TUNG-SOL 2本マッチ 中パワー 真空管PX22

【HARTONEのご紹介】

エントリー番号 03-002
エントリー日 2011/4/20
バンド名 HARTONE(ハルトーン)
活動年数 9年
構成人数 3名
プロフィール 突き抜ける声、明日へ誘うメッセージ、グルーヴィーなサウンド、
その全てを常に渾身のストレートで投げ込むトリオバンド。
2009年ギター上田洋輔が加入。
この3人で新たな一歩を踏み出そうという決意で、
バンド名をPAZOOから「HARTONE」に改名。

HARTONEはHART=心臓、TONE=音色
「心臓の音」という意味が込められている。
ドキドキやワクワクを乗せて、生きた音を鳴らしたい
という想いから命名された。

ストリート、インストア、ライブハウス等で精力的に活動しています。
You Tube
楽曲のご紹介
https://www.youtube.com/watch?v=D4Z-lu7rfy0&feature=player_embedd
バンドHP HARTONE ホームページ

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2011.6.30               

Good music !

(c) 2011 VINTAGE SOUND

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