真空管交換レポートVol.5 >>> Marshall LM6100編 by ROCKET QUEEN Zlash様
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こんにちは、真空管専門店のヴィンテージサウンド代表の佐々木です。
第2回 バンド活動応援プロジェクトで真空管をご提供させていただいたROCKET QUEENのギタリストZlash様より、真空管交換レポートをいただきましたので、ご紹介いたします。
【真空管交換前の基本データ】
[ ギターアンプメーカ・型番 ] Marshall LM6100
[ パワー管の型番・ブランド・本数 ] 5881 4本
[ プリ管の型番・ブランド・本数 ] 12AX7 7本
[ 整流管の型番・ブランド・本数 ] 不明
[ 対象ジャンル ] ロック
[ 現状の音で気になる点 ] 音抜けが悪い
また、Zlash様とは直接お電話にて、お話させていただき、希望サウンドを十分に伺った上で、適切なパワー管とプリ管を複数種類送らせていただきました。
ROCKET QUEEN Zlash様の交換レポート
以下、Zlash様の交換レポートです。
真空管のレポートです

使用アンプ、ギタースペック
マーシャルLM6100 100W
5881パワー管4本
ECC83プリ管7本
フェンダーストラト
今回のバンド応援プロジェクトにて
真空管のご提供いただいたものは
パワー5881TUNG-SOL中パワー
Sovtek中パワー
プリ管Mullard中ゲイン12AX7
TUNG-SOL中パワー12AX7
佐々木さんと相談して要望を伝えました
目指す音はズバリ抜ける音、太い音です
歪みペダルを使わないこと
アンプが3チャンネルですのでゲインは中ぐらいで
おねがいしました
バンドがツインギターでリードをしてますが
やはり歪みを上げれば抜けが悪くなり
リズムギターに負けてしまいます
まずは
パワーSOVTEK
プリTUNG-SOLの組み合わせです
まずはパワーに驚きました、ノイズの少なさ
クリーンの透明感ある音かなりいい感じです
ゲインチャンネルでは十分な歪みで
レベルは9時の位置で十分です
今までとはまるで別物です
次はプリ管のみ交換
MULLARDです
クリーンチャンネルではさらにきらびやかな音
ゲインチャンネルではかなり腰のある音です
さらにストラトのリアピックアップでの音の太さには驚きました
音の痛さもなくリアでかなり違いがあります
パワー管TUNG-SOL
プリ管TUNG-SOL
これまたさらに凄いパワーです
いままでよりVOLレベルが確実に違います
パワー管SOVTEKよりリアピックアップ太さは
明らかに違いますが、プリ管MULLARDほどでは
ありません
プリ管MULLARD
完璧ですこのセットで決まりです
ストラトのリアピックアップでの太さ
完璧です、リフからソロまでスムーズな高音
が出てくれます
これなら歪みの少ないリズムギターに対して
歪んだリードがとれると思います
以上
最終的には、つぎのパワー管とプリ管をご提供させていただきました。
12AX7 Mullard 7本マッチ 中ゲイン 真空管PX12 56,100円
5881 TUNG-SOL 4本マッチ 中パワー 真空管PX22 20,200円
【ROCKET QUEEN プロフィール】
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2011.5.6
Good music !
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